— 地元で愛されるやさしい湯と、あたたかなもてなし

青森市の郊外・福田地区に位置する「福田温泉 癒楽家 福泉(ふくせん)」は、地域に根ざした日帰り専門の温泉施設です。大規模な観光旅館ではないものの、静かで清潔感あふれる施設と、体にやさしい天然温泉で、地元住民はもちろん、近隣のドライブ途中の立ち寄り湯としても人気を集めています。

本記事では、癒楽家 福泉の魅力を、施設の特徴、泉質、入浴情報、アクセス方法、周辺情報とともにご紹介します。


施設概要:気軽に立ち寄れる、あたたかみのある温泉施設

「癒楽家 福泉」は、日帰り入浴専用の小規模温泉施設として運営されています。派手な演出はありませんが、その分、落ち着いた雰囲気と手入れの行き届いた浴場が印象的です。

館内は男女別に1室ずつの浴場が設けられ、広すぎず狭すぎない空間にゆったりとした浴槽が備えられています。施設はバリアフリー対応ではないものの、段差が少なく高齢者でも比較的利用しやすい設計。誰にでも開かれた「癒しの場」として親しまれている温泉です。

駐車場は無料で20台分を完備しており、大型バスの駐車も可能。団体利用時には9名までの送迎サービスもあるなど、地域の集まりやグループ旅行にも対応しています。


泉質について:クセがなく入りやすい「単純泉」

癒楽家 福泉の温泉は、青森市内に湧出する「福田温泉」を使用しています。

  • 泉質:単純泉(弱アルカリ性)
  • 泉温:※季節によって変動あり
  • 源泉かけ流しではありません(加温・循環ろ過併用)

単純泉は、ミネラル成分が控えめで肌への刺激が少ないため、小さなお子さまから高齢者まで安心して入浴できる泉質です。浴後の肌触りはなめらかで、湯冷めしにくく体の芯まで温まるのが特徴。

▼ 期待される効能(適応症)

  • 神経痛
  • 筋肉痛
  • 冷え性
  • 慢性消化器病
  • 疲労回復
  • 病後の回復期 など

湯の香りや色に大きな個性はないものの、「毎日でも通いたくなるやさしさ」がこの温泉の魅力です。


日帰り入浴:朝風呂から夜まで対応、柔軟な利用時間

「癒楽家 福泉」は、平日と休日で異なる時間帯に営業しており、ライフスタイルに応じて利用しやすい温泉施設です。

■ 営業時間

曜日営業時間
月〜金16:30〜22:00
土・日・祝7:00〜22:00(朝風呂)

■ 入浴料金(税込)

区分料金
中学生以上450円
小学生150円
小学生未満60円

また、青い森鉄道の定期券提示で100円引きになるサービスも実施中(中学生以上が対象)。ちょっとしたお得感もうれしいポイントです。

※シャンプーや石鹸などのアメニティは原則持参。設置の有無は事前確認がおすすめです。


アクセス情報:車でも公共交通でも便利な立地

■ 所在地

青森県青森市大字福田字川添63-4

■ 車でのアクセス

  • 青森駅から車で約15分
  • 青森中央ICから約20分
  • 駐車場:20台(無料)、大型車可

■ 公共交通機関

  • JR青森駅からタクシーで約15分
  • バス路線も一部運行あり(乗換え・徒歩あり)

■ 送迎サービス(団体向け)

  • 9名までの団体利用に限り無料送迎あり(要予約)
  • 地域イベントやサークル活動後の入浴利用などにおすすめです。

周辺観光スポットのご紹介

癒楽家 福泉は青森市郊外に位置するため、周辺には市内中心部の観光施設やドライブスポットも多く存在します。

■ 青森県立美術館(車で15分)

白い建築が印象的なアートスポット。「あおもり犬」の大型彫刻も必見。

■ 三内丸山遺跡(車で約20分)

縄文時代の大規模遺跡として知られ、貴重な展示や体験コーナーも人気。

■ 青森ねぶたの家 ワ・ラッセ(車で約20分)

ねぶた祭りの魅力を年中体験できる常設展示施設。観光の締めくくりに最適です。


注意点・ご案内

  • アメニティ類(タオル、シャンプーなど)は原則持参が推奨されています。
  • 混雑状況は曜日・時間帯により異なるため、特に週末の午前は比較的混み合います。
  • 小さなお子様連れでも安心して入浴できますが、脱衣所や洗い場の混雑にご配慮ください。

まとめ:青森の暮らしに寄り添う、やさしい温泉

「癒楽家 福泉」は、観光地として華やかな施設ではないかもしれませんが、そこには日常の延長線にある“本物の癒し”が存在します。リーズナブルな価格で楽しめる、やわらかいお湯と落ち着いた空間。まさに「青森の隠れた名湯」とも言える存在です。

温泉巡りの途中や、旅の疲れをリセットしたいとき。ほんの数時間、あたたかなお湯に包まれてみてはいかがでしょうか。


🔗 公式サイトhttps://yurakuya-fukusen.crayonsite.net/