北海道東部、釧路湿原と阿寒摩周国立公園に囲まれた弟子屈町・川湯温泉に位置する「川湯観光ホテル」。日本でも珍しい強酸性の源泉をかけ流しで楽しめる老舗宿で、湯治や観光を目的とした旅行者に長年愛されています。

本記事では、川湯観光ホテルの施設概要から温泉の詳細、日帰り入浴の情報、アクセス方法、そして周辺観光地との連携まで、旅のヒントになる情報を詳しくお届けします。


施設概要|レトロな趣と快適な滞在空間が融合

川湯観光ホテルは、昭和の雰囲気を残した温かみのある中規模旅館です。客室は和室が中心で、落ち着いた雰囲気と清潔感のある設えが魅力。大浴場やレストラン、売店など必要な設備がそろっており、長期滞在やファミリー旅行にも適しています。

宿泊プランには、地元・道東の旬の食材を使った会席料理がついており、特に道産の魚介や山菜を取り入れたメニューが人気。素朴ながらも滋味深い味わいで、旅の疲れを癒してくれます。

また、館内のロビーには囲炉裏や木製の家具が並び、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな空間が広がります。


泉質について|日本でも稀少な強酸性泉

川湯観光ホテルの温泉は、川湯温泉ならではの酸性・硫化水素泉で、pHはおよそ1.6という国内でも屈指の強酸性を誇ります。

  • 泉質:酸性・含硫黄-明礬泉(硫化水素型)
  • 泉温:約52~58度
  • 効能:皮膚病(アトピー性皮膚炎、湿疹など)、神経痛、関節痛、婦人病、疲労回復、美肌効果など

この酸性泉は強い殺菌効果があり、皮膚トラブルに悩む方におすすめ。また、古い角質を落とすピーリング作用もあり、女性客から「美肌の湯」として高い支持を得ています。


源泉かけ流し|加水・加温なしの本物の温泉体験

川湯観光ホテルの大浴場では、源泉100%かけ流しの湯を贅沢に使用。加水・加温を一切行っておらず、自然そのままの熱さと成分が楽しめます。

男女別の大浴場には広めの内湯と露天風呂が完備されており、湯けむりとともに立ち上る硫黄の香りが、旅情を一層かきたてます。朝風呂は特におすすめで、晴れた日には露天から差し込む光が幻想的な雰囲気を演出してくれます。


日帰り入浴|気軽に極上の湯を体験

川湯観光ホテルでは、宿泊客以外にも嬉しい日帰り入浴サービスを提供しています。

  • 営業時間:13:00~21:00(最終受付 20:00)
  • 料金:大人 600円、小学生 300円、未就学児無料
  • 備品:シャンプー・ボディソープ完備。フェイスタオル販売あり(レンタルなし)
  • 特徴:露天風呂も利用可能、脱衣所・ロビーも清潔感あり

酸性泉の温泉に日帰りで入れる施設は限られており、川湯観光ホテルはその希少な存在です。周辺観光のついでに立ち寄るのにも最適です。


アクセス方法|自然豊かな道東の温泉地へ

川湯観光ホテルは道東エリアにありながら、交通アクセスも良好です。

  • 住所:北海道川上郡弟子屈町川湯温泉1丁目2番30号
  • 最寄駅:JR釧網本線「川湯温泉駅」より車で約5分
  • 最寄空港:女満別空港から車で約1時間20分
  • バス:阿寒バス「川湯温泉バスターミナル」下車、徒歩約3分
  • 駐車場:無料駐車場あり(約40台)

周辺には、硫黄山(アトサヌプリ)や摩周湖、屈斜路湖といった有名観光地が集まっており、温泉とセットでの観光にも最適です。


まとめ|素朴なもてなしと本物の湯が揃う川湯観光ホテル

川湯観光ホテルは、観光地化されすぎない素朴さと、源泉かけ流しの本格的な温泉体験を両立する宿です。肌にじんわりと染み込む酸性の湯と、昭和レトロな温泉情緒は、日々の喧騒を忘れさせてくれます。

宿泊でも、日帰りでも、本物の温泉に浸かりたい人には、ぜひ訪れてほしい名湯です。道東観光の一環として、または湯治の旅先として、川湯観光ホテルで心身を癒すひとときをお過ごしください。


※営業情報や料金は変更の可能性があります。訪問前に公式サイトで最新情報をご確認ください。
👉 川湯観光ホテル 公式サイト