岩手県北部・二戸市にある「カシオペアメッセ・なにゃーと」は、JR東北新幹線・二戸駅に直結した観光・物産・食の総合施設です。東北観光の拠点として、地元の味覚や工芸品の販売、観光案内、レストラン、イベントホールまで網羅したマルチスペースであり、県内外から訪れる観光客やビジネス客にとっても利便性が高いスポットです。
「なにゃーと」とは、この地域の方言で「どうぞ」や「おいでなさい」を意味する言葉。まさにその名の通り、訪れるすべての人をあたたかく迎えてくれる場所です。
■ 観光地概要|東北新幹線駅直結の観光・物産プラザ
カシオペアメッセ・なにゃーとは、二戸駅東口直結という抜群のアクセスを誇り、観光のスタート地点や移動中の立ち寄りスポットとして最適な立地です。
- 所在地:〒028-6103 岩手県二戸市石切所森合68
- 営業時間:
・物産センター:8:30~19:00
・観光案内コーナー:9:00~18:00
・レストラン:11:00~19:30 - 定休日:年中無休
- 施設構成:観光案内所、物産販売コーナー、レストラン、イベントホール、展示スペースなど
■ 歴史|「カシオペア地域」の観光発信基地として開業
「カシオペアメッセ・なにゃーと」は、二戸市とその周辺地域(軽米町、一戸町、九戸村など)を含む“カシオペア地域”の文化・産業発信拠点として開業しました。新幹線開通後、交通の要所としての二戸駅に併設され、地域の観光と経済の活性化を目的に整備された施設です。
「カシオペア」とは、旧二戸地域が位置する「カシオペア座」にちなみ、地域に誇りを持つブランド名称として使用されており、なにゃーとはその旗艦施設とも言える存在です。
■ 見どころ|特産品と情報、地域の魅力が集結
● 二戸の味覚と技が揃う物産センター
館内の「カシオペア物産センター」では、地元の農産品・加工品・工芸品がずらりと並びます。
とくに人気が高いのは:
- 南部せんべい(しょうゆ・ごま・ピーナッツなど多種)
- 短角牛加工品(ハンバーグ、ビーフカレーなど)
- 地酒や地ビール(二戸の酒蔵「南部美人」など)
- 手仕事雑貨・木工品・陶器類(地域工芸の魅力も満載)
試食コーナーや季節限定品もあり、旅のお土産選びに最適です。
● 観光案内コーナー
地元スタッフが常駐しており、観光ルートの提案やパンフレットの提供、宿泊・交通情報の案内も行っています。周辺の「馬仙峡」「金田一温泉」「九戸城跡」などへの観光を考えている人にとって、最初に立ち寄るべき情報基地です。
● レストラン「なにゃーと食堂」
地元の旬食材を使った定食・丼物・麺類が充実しており、短角牛ステーキ重や、南部せんべい汁定食が特に人気。手軽に岩手の味を楽しめるカフェスペースも併設しています。
■ 周辺観光地|“拠点”として活用したい二戸の名所
● 馬仙峡(車で約5分)
高さ200mの奇岩「男神岩・女神岩」がそびえる渓谷美。季節ごとの景観が楽しめる絶景ポイント。
● 二戸市シビックセンター(徒歩約10分)
福田繁雄デザイン館、田中舘愛橘記念科学館などが入る複合文化施設。知的好奇心を満たす観光におすすめ。
● 金田一温泉郷(車で約10分)
座敷わらし伝説で有名な温泉地。日帰り入浴や静養にぴったりの雰囲気をもつ穴場温泉。
■ アクセス方法|駅直結で観光初心者も安心
【鉄道利用】
- JR東北新幹線「二戸駅」東口から徒歩0分(直結)
- 盛岡・八戸方面からのアクセスもスムーズ
【車利用】
- 八戸自動車道「一戸IC」から車で約20分
- 無料駐車場あり(大型車対応可)
【その他】
- 観光バスや団体での利用も多く、イベント開催時は混雑あり
■ 注意点|訪問前に知っておきたいポイント
- 館内は年中無休ですが、各テナントの営業時間は異なるため、早朝・夜間の利用には注意
- 観光案内所やレストランは18:00前後で閉まるため、夕方以降はやや空いてしまう
- 土日祝や観光シーズンには駐車場の混雑に注意
■ まとめ|“旅の始まりと終わり”を彩る東北観光のハブ
カシオペアメッセ・なにゃーとは、単なる駅直結の物産館ではなく、**地元文化の魅力を知り、味わい、手に取って体感できる「旅のインフォメーション・ミュージアム」**とも言える存在です。
旅のスタート地点としてはもちろん、旅の締めくくりにお土産や郷土グルメを楽しむ場としてもおすすめ。二戸エリアを訪れるなら、必ず立ち寄りたい必須拠点として、ぜひ旅の計画に組み込んでみてください。