◆ 観光地概要｜津軽半島の先端で“海と食と人情”に出会える道の駅
青森県中泊町小泊にある道の駅こどまり「ポントマリ」は、津軽半島の西海岸、国道339号沿いに位置する観光・休憩施設です。目の前には津軽海峡の雄大な景色が広がり、周辺には漁港と昔ながらの漁師町の風景が残る、“旅の終点にふさわしい情緒ある道の駅”として親しまれています。
特に新鮮な海産物や名物グルメが揃う物産販売コーナーは人気で、観光客だけでなく地元住民の買い物スポットとしても活用されています。2024年時点で年間約20万人が訪れる中泊町の観光拠点の一つです。
◆ 歴史｜地域の玄関口として整備された、“ポントマリ”の名に込められた想い
「ポントマリ」という愛称は、地元の方言に由来し、「小さな港」を意味する言葉。かつて中泊町小泊地区は漁業で栄え、今なお海とともに暮らす文化が根強く残っています。
この道の駅は、津軽半島の自然・歴史・食文化を一体的に体験できる拠点として、地域振興と観光交流のハブとして1990年代に整備されました。建物には木材と地元産石材が多用され、素朴で温かみのある佇まいが特徴です。
◆ 見どころ｜道の駅でここまで楽しめる！五感で味わう中泊の魅力
◯ 新鮮な海の幸と地元グルメ
物産販売所には、地元・小泊漁港で水揚げされた魚介類がずらり。とくに名物は「小泊産マグロ」「ホタテ」「スルメイカ」など、津軽海峡ならではの鮮度と質の高い海産物です。
併設の食堂では、以下のような人気メニューが味わえます：
- マグロ丼・海鮮丼（季節限定あり）
- いがめんち定食（青森名物：イカのすり身と野菜を揚げた郷土料理）
- 焼きホタテ串・浜焼き
◯ 展望スポットからの絶景
道の駅の裏手から少し歩くと、津軽海峡を一望できる小さな展望スペースがあります。晴れた日には北海道・松前半島まで見渡せることも。夕暮れ時には、赤く染まる海が旅情を誘います。
◯ 旬のイベント・交流催事
春から秋にかけて、地元の収穫祭やマグロ解体ショーなどが開催されることも。小泊の漁師たちとふれあえる機会があるため、訪問前に公式ページやSNSでチェックしておくと◎。
◆ 周辺観光地｜津軽西海岸の絶景と文化に触れる
◯ 小泊漁港・海岸線（車で2〜3分）
港町ならではの風景と、津軽海峡を間近に感じる磯歩きが楽しめます。海風を感じながらのんびりとした時間を過ごしたい方に最適。
◯ 龍泊ライン（車で約10分）
津軽半島屈指のドライブルート。山と海が織りなすワインディングロードを走りながら、眺瞰台や権現崎といった展望名所を巡れます。
◯ 竜飛岬・階段国道（車で約30分）
国道339号線の終点にある、“歩く国道”として有名な階段国道もおすすめ。映画やドラマのロケ地にもなった人気観光スポットです。
◆ アクセス方法｜津軽半島西端の道の駅へ、絶景ドライブで到達しよう
- 所在地：青森県北津軽郡中泊町大字小泊字折腰内45番地
- 電話番号：0173-27-9300
- 営業時間：9:00～17:00（※カフェ・食堂は施設によって異なる）
- 営業期間：4月中旬～11月上旬（冬季閉鎖）
- 駐車場：普通車80台（うち障害者用2台）／大型車5台
◯ 車でのアクセス
- JR五所川原駅から約1時間10分（国道339号経由）
- 竜飛岬から約30分
※公共交通ではアクセスが難しいため、自家用車またはレンタカーでの訪問が基本となります。
◆ 注意点｜営業期間と天候には要注意
- 道の駅こどまりは冬季（11月上旬～4月中旬）は完全休館となります。訪問は必ず営業期間内に。
- 津軽半島は海風が強く、天候による路面凍結・突風にも注意が必要です。春先・晩秋は防寒対策を。
- 国道339号線の一部はカーブやアップダウンが多いため、運転に不慣れな方はゆとりを持った計画を。
◆ まとめ｜津軽の果てで出会う、海の恵みと人のあたたかさ
道の駅こどまり「ポントマリ」は、津軽半島の西端という立地にありながら、海と食と人情がぎゅっと詰まった“小さな港”のような温かさに満ちています。ここで出会えるのは、ただの商品や景色ではなく、土地に根差した文化そのものです。
“最果ての道の駅”を訪れた旅人が、満ち足りた気持ちで次の目的地へ向かえる――そんな場所として、ポントマリは静かに、しかし確実に旅人の記憶に残ることでしょう。
📌 施設情報まとめ
- 名称：道の駅こどまり「ポントマリ」
- 住所：青森県北津軽郡中泊町小泊字折腰内45
- 電話番号：0173-27-9300
- 営業時間：9:00～17:00
- 営業期間：4月中旬～11月上旬（冬季閉館）
- 駐車場：普通車80台・大型5台（無料）
- アクセス：JR五所川原駅から車で約1時間10分／竜飛岬から約30分
- 公式サイト：中泊町公式HP（道の駅ポントマリ）