施設概要|日本海と一体化する絶景露天の宿

青森県深浦町、白神山地の西麓にある「黄金崎不老ふ死温泉(こがねざき ふろうふしおんせん)」は、日本海の波打ち際に湧く希少な露天風呂を有する全国屈指の絶景温泉です。
茶褐色に濁った鉄分を含む湯が特徴で、まるで海と浴槽がつながっているかのような海辺の露天風呂は、旅人の心と身体を解きほぐします。

また、「不老不死の湯」という名のとおり、訪れる人々に健康と長寿を願う思いが込められています。宿泊施設の本館・新館をはじめ、内風呂や食事処も充実。日帰り入浴にも対応しており、観光客から湯治目的の方まで幅広く親しまれています。


泉質と効能|鉄分豊富な強塩泉で芯から温まる

黄金崎不老ふ死温泉の湯は、含鉄-ナトリウム-塩化物強塩泉(高張性・中性・高温泉)で、地下200mから毎分約400リットル湧出しています。
湯の温度は52.2℃と高く、湯船に注がれる湯は源泉かけ流し
(加水あり)で、1日1回すべての浴槽の湯を排出し、清掃する衛生的な管理体制が整っています。

主な成分には、ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄分が含まれ、体を芯から温めるだけでなく、肌をなめらかにする効果も。

主な効能

  • 神経痛
  • 腰痛
  • リウマチ
  • 創傷
  • 慢性皮膚病 など

茶褐色の湯は、酸化した鉄分が空気に触れてできたもの。入浴後はぽかぽかとした温かさが長く続き、寒い季節にもおすすめです。


魅力の風呂設備|3つの風呂で異なる景観を堪能

海辺の露天風呂(混浴・女性専用時間あり)

営業時間:9:00~16:00(最終受付15:30)
※繁忙期は8:00~営業、悪天候時は利用中止
日本海を間近に望むロケーションで、波音をBGMに夕陽を眺める入浴体験はまさに至福。洗い場はなく、浸かる専用の浴槽です。

※高波・雷雨・冬季の低温・虫の発生などにより入浴制限がある場合があります。

本館内風呂「黄金の湯」

営業時間:9:00~19:00(最終受付18:30)
※繁忙期は8:00~20:00まで
広々とした内風呂で、鉄分豊富な濁り湯をゆったりと楽しめます。混雑時には入場制限が行われます。

新館内風呂「不老ふ死の湯」

営業時間:10:30~14:00(最終受付13:30)
パノラマ露天風呂を備えた浴場で、開放感抜群の湯浴みが可能です。こちらも混雑時は入場制限あり。


日帰り入浴情報|利便性の高い立ち寄り温泉

入館料:

  • 大人:1,000円
  • 小学生:500円
    現金支払いのみ、券売機購入制

備え付け設備:

  • リンス・シャンプー
  • ボディソープ
  • ドライヤー完備

レンタル・販売品(券売機にて)

  • 浴衣:300円(レンタル)
  • バスタオル:300円(レンタル)
  • ミニタオル:300円(販売)
  • タオルセット:500円
  • 湯あみ着:400円(レンタル)

刺青・タトゥーのある方は入館不可貴重品はロッカーまたはフロントで預かり対応


アクセス方法|白神山地と日本海を結ぶ好立地

住所:
〒038-2327
青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15

アクセス:

  • JR五能線「艫作(へなし)駅」から徒歩約15分
  • 弘前駅または青森市街から車で約2時間
  • 夏期は「不老ふ死温泉」行きの**送迎バス(要予約)**も運行あり

※駐車場あり。冬季は積雪・凍結に注意が必要です。


注意点|快適な入浴のために知っておきたいこと

  • 露天風呂には洗い場がないため、必ず内風呂で身体を洗ってから利用してください。
  • 写真撮影は禁止です(発覚時は通報対応)。
  • 夏季にはアブやブヨが発生するため、露天風呂の利用に不安がある方は避けるのが無難です。
  • 冬季は混浴のみの営業になる場合があります(湯温管理のため)。

まとめ|自然と溶け合う、唯一無二の癒し湯

黄金崎不老ふ死温泉は、白神山地の自然と日本海の大海原、そして大地の恵みである温泉がひとつになった唯一無二の温泉地です。とくに海辺の露天風呂は、四季折々に異なる表情を見せ、夕景と湯が交錯するその時間は、まさに言葉にできない感動を与えてくれます。

日帰りでも十分に堪能できる一方、宿泊すれば夜の星空や朝の静寂も体験でき、より深い癒しを味わえます。青森県西海岸エリアを訪れる際は、ぜひ立ち寄っておきたい名湯です。