施設概要｜金ケ崎町に佇む心温まる温泉施設
岩手県胆沢郡金ケ崎町にある「金ケ崎温泉 駒子の湯」は、地元住民と観光客のどちらからも親しまれる公共温泉施設です。源泉かけ流しの湯を手頃な価格で楽しむことができるこの施設は、金ケ崎町の自然豊かな環境と調和した静かな佇まいが魅力。
館内には男女別の内風呂が用意されており、ゆったりとした浴室と清潔感のある脱衣所が整えられています。また、大広間や談話室も完備されており、湯上がり後の休憩にも最適。素朴ながらも細やかなサービスが行き届き、観光で訪れた方はもちろん、地元の常連客も多く、地域の憩いの場として親しまれています。
「駒子の湯」という名称は、町内に伝わる駒形神社と、その神話にまつわる“駒子”の名に由来しており、地域の歴史文化を今に伝える役割も担っています。
泉質と効能｜源泉かけ流しのナトリウムー塩化物泉
「金ケ崎温泉 駒子の湯」の大きな特長は、源泉かけ流しであること。湯は循環ろ過せずに常に新しい温泉水が注がれており、湯量の豊富さと泉質の良さが際立っています。
泉質は「ナトリウムー塩化物泉（低張性弱アルカリ性高温泉）」に分類され、いわゆる“あたたまりの湯”とされるタイプです。塩分を多く含むため、保温効果が高く、湯冷めしにくいという特性があります。加えて、肌の乾燥を防ぎ、しっとりとした感触を与えてくれるのも嬉しいポイントです。
主な効能としては以下が挙げられます：
- 神経痛・筋肉痛・関節痛
- 冷え性・慢性皮膚病・慢性婦人病
- 疲労回復・健康増進
- 痔疾・うちみ・捻挫
- 五十肩・運動麻痺
湯上がり後は、血行が促進され体の芯までポカポカと温まるため、冬場はもちろん、夏場でもリフレッシュ効果が高く、季節を問わず訪れる価値があります。
日帰り入浴と利用料金（2025年8月現在）
「金ケ崎温泉 駒子の湯」は年中無休で営業しており、地元の人々だけでなく観光客にとっても使い勝手のよい日帰り温泉です。営業時間は朝9時から夜9時までと長く、旅の途中にふらりと立ち寄るにも便利です。
日帰り入浴の詳細：
- 営業時間： 9:00〜21:00（最終受付20:30）
- 休館日： なし（年中無休）
- 料金（税込）：
- 大人（中学生以上）：600円
- 小学生：300円
- 幼児：無料
- 備品類：
- タオル：220円
- カミソリ：100円
- ボディソープ・シャンプー：浴場に常設
館内施設：
- 大広間： 16:00まで無料開放
- 談話室： 閉館時間まで無料利用可能
このように、入浴後ものんびりと過ごせるスペースが確保されているのも「駒子の湯」の大きな魅力です。温泉と休憩を組み合わせた“ゆったり癒し時間”を、気軽に体験することができます。
アクセス方法｜便利な立地でドライブ途中の立ち寄りにも
「金ケ崎温泉 駒子の湯」は、岩手県内の主要都市からのアクセスも良好で、東北自動車道や国道4号線からの車移動に適した立地です。
所在地：
岩手県胆沢郡金ケ崎町西根和光544-1
アクセス：
- 【車でのアクセス】
- 東北自動車道「水沢IC」から約15分
- 国道4号線「金ケ崎」交差点から車で約5分
- 【電車＋タクシー】
- JR東北本線「金ケ崎駅」よりタクシーで約10分
- 【駐車場】
- 約40台分の無料駐車スペースを完備。混雑時でも比較的停めやすい。
施設の周辺には飲食店や直売所も点在しており、温泉とあわせて地元の味覚も楽しめます。
周辺観光地とセットで楽しむ
金ケ崎町は、岩手県南部の観光ルートに組み込みやすい場所にあり、「駒子の湯」を拠点に周辺観光も充実させることが可能です。
- 金ケ崎町歴史民俗資料館：町の歴史や伝統文化に触れられる展示が充実。温泉の前後に訪問して教養を深めてみては。
- 金ケ崎要害跡（城址）：戦国期の遺構で、歴史ファンにはたまらないスポット。
- 胆沢ダム・湖水公園：雄大な景観とウォーキングが楽しめる自然エリア。車で約20分。
- 前沢牛の本場「前沢エリア」：高級ブランド牛の焼肉やすき焼きを堪能できる名店が点在。
まとめ｜金ケ崎温泉 駒子の湯で気軽に極上の癒しを
「金ケ崎温泉 駒子の湯」は、源泉かけ流しの本格温泉を、手頃な価格で気軽に楽しめる岩手県南部の貴重な施設です。泉質の良さはもちろん、年中無休・長時間営業といった利便性の高さも、多くの人々に愛される理由となっています。
2025年8月現在でもその魅力は健在で、日帰り旅の目的地として、またドライブ途中のリフレッシュスポットとしても最適です。地元の人々に愛され続ける温泉施設のぬくもりを、ぜひあなたの旅でも体験してみてください。