北海道・大雪山の雄大な自然に抱かれた層雲峡(そううんきょう)温泉郷。その中心部に位置するのが、気軽に名湯を楽しめる日帰り温泉施設「黒岳の湯」です。観光や登山の拠点として人気の高い層雲峡にありながら、600円というリーズナブルな料金で本格的な源泉かけ流し温泉を堪能できると、多くの旅行者や地元民に親しまれています。

本記事では、黒岳の湯の施設概要、泉質と効能、源泉かけ流しの有無、アクセス方法、営業時間や入浴料などをわかりやすく紹介します。


施設概要|層雲峡の自然を感じる、公共の日帰り温泉施設

「黒岳の湯」は、北海道上川町層雲峡温泉に位置する日帰り専用の公共温泉施設です。ホテルや旅館の立ち寄り湯とは異なり、観光客から登山客、地元住民まで幅広い層が利用しています。建物は木材を基調としたナチュラルな設計で、清潔感と開放感のある内装が特徴です。

設備と特徴:

  • 男女別大浴場(広々とした湯船)
  • 休憩スペースあり(ロビー・リクライニングチェア)
  • シャンプー・ボディソープ完備(無料)
  • 貸しタオルあり(別料金)
  • ロッカー完備(無料)

黒岳ロープウェイからも徒歩5分以内とアクセス抜群で、登山や観光の後に汗を流すには最適のロケーションです。


泉質と効能|加水はあるが、源泉かけ流しを実現

黒岳の湯の温泉は、湯温が高いため加水を行っているものの、源泉かけ流しで提供されており、温泉の鮮度や効果をしっかりと感じられるのが大きな魅力です。

■ 泉質詳細:

  • 泉質名:低張性・弱アルカリ性・高温泉(単純温泉)
  • 湧出温度:高温(源泉温度は70℃以上)
  • 湯使い:加水あり・循環なし(掛け流し)

■ 効能(適応症):

  • 神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復
  • 冷え性、胃腸機能低下、慢性皮膚病
  • 慢性婦人病、糖尿病、きりきず

泉質はやわらかく、肌にやさしいのが特徴。「美肌の湯」としても知られ、湯上がりは肌がしっとり。また、長時間のドライブや登山後の筋肉疲労を和らげるにも最適です。


日帰り入浴情報|営業時間・料金・お得な回数券

「黒岳の湯」は日帰り入浴専用の施設です。宿泊施設ではないため、誰でも気軽に立ち寄れる点が魅力。下記の通り、季節によって営業時間が異なります。

■ 営業時間(季節により異なる):

  • 【5月1日〜10月31日】10:00〜22:00(※最終受付21:00)
  • 【11月1日〜4月30日】11:00〜21:30(※最終受付21:00)
  • 【年末年始(12月31日〜1月3日)】11:00〜18:00
  • 年中無休(メンテナンスによる臨時休館あり)

■ 入浴料金:

  • 大人(12歳以上):600円
  • 子ども(小学生):300円
  • 幼児(6歳未満):無料
  • 回数券(6枚綴):3,000円(1回あたり500円とお得)

※タオルレンタル等は別途料金がかかります。


アクセス方法|登山帰りにも立ち寄りやすい立地

「黒岳の湯」は、層雲峡温泉街の中心部にあり、観光・登山・ドライブなどあらゆる旅程に組み込みやすい立地です。

■ 所在地・連絡先:

■ アクセス方法:

  • 【公共交通機関】
     JR旭川駅より道北バス「層雲峡行き」に乗車 → 終点で下車(約2時間)→ 徒歩3分
  • 【自家用車】
     ・札幌市内から:約3時間(道央道 → 上川層雲峡IC経由)
     ・旭川市内から:約1時間30分(国道39号経由)
     ・無料駐車場完備
  • 【周辺施設】
     ・黒岳ロープウェイ乗り場から徒歩5分
     ・コンビニ、飲食店、宿泊施設も徒歩圏内に充実

まとめ|手軽で本格的、旅の立ち寄り湯に最適な「黒岳の湯」

「黒岳の湯」は、北海道・層雲峡エリアにおいて日帰りで気軽に楽しめる貴重な天然温泉施設です。高温の源泉を適温に調整しながらも、源泉かけ流しという本格的な湯使いを維持し、登山客や観光客に深い癒しを提供しています。

600円という価格ながら、温泉の質・施設の清潔さ・アクセスの利便性、すべてにおいて高い満足度を誇ります。層雲峡観光や黒岳登山の際には、ぜひ「黒岳の湯」で心も体もリフレッシュしてみてください。


📌 黒岳の湯 公式サイト・営業情報
👉 https://sounkyo.net/stay/detail.html?content=25