北海道の西部に位置する小樽市は、運河と石造倉庫が並ぶノスタルジックな町並みで知られる人気観光地。その周辺には、海・山・温泉・自然公園・ローカルグルメなど多彩な魅力が広がり、小樽を起点に半日〜1泊2日で楽しめるエリアとして、多くの旅行者に選ばれています。

本記事では、小樽エリアおよび半径60キロ圏内の観光地概要・歴史・見どころ・周辺観光地・アクセス方法・注意点・まとめを、旅行計画に役立つように詳しく紹介します。


観光地概要|小樽を中心とした、レトロ×自然×食の宝庫

小樽エリア(半径60キロ以内)には、札幌市西部・余市・積丹・仁木町・岩内・倶知安・ニセコ・赤井川などが含まれます。これらの地域はそれぞれ特色ある観光資源を持ち、小樽市と組み合わせることで歴史・自然・食・アクティビティが一体となった周遊型観光が可能です。

  • 小樽:レトロな街歩きと港町グルメ
  • 余市:ウイスキーと果樹園のまち
  • 積丹:日本海の絶景とウニの名所
  • ニセコ:世界的なアウトドアリゾート
  • 札幌市手稲区・西区:都市と自然が融合した暮らしの景観

小樽の歴史|北海道の玄関口として栄えた港町

小樽は明治〜昭和初期にかけて、北海道開拓と物流の中枢として栄えた歴史ある都市です。ニシン漁や石炭・木材輸送、外国との貿易などを通じて急成長し、「北のウォール街」と呼ばれるほど銀行・商社が集積していました。

この歴史が、現在も残る石造倉庫・銀行建築・運河・鉄道遺構などに生きており、街全体がレトロな博物館のような空間となっています。


見どころ|小樽市内と周辺で訪れるべきスポット

● 小樽運河と堺町通り(小樽市)

運河沿いに並ぶ石造倉庫とガス灯の灯りが、昼夜で異なる表情を見せる街の象徴的エリア。徒歩圏内の堺町通りにはガラス工房、スイーツ店、雑貨店が軒を連ね、食べ歩きとショッピングを楽しめます。

ニッカウヰスキー北海道工場(余市町)

ウイスキーの父・竹鶴政孝が設立した蒸溜所で、無料の工場見学や有料試飲が楽しめる人気スポット。歴史的建物も見ごたえあり。
ニッカウヰスキー北海道工場の特集記事はこちら

神威岬(積丹町)

日本海に突き出すように延びる断崖絶壁の岬で、積丹ブルーと呼ばれる透明度の高い海が広がります。5〜8月はウニ漁が解禁され、極上のウニ丼が味わえます。
神威岬の特集記事はこちら

ニセコアンヌプリ・羊蹄山(倶知安町/ニセコ町)

世界的なパウダースノーリゾートとして知られるエリア。冬はスキー、夏は登山・ラフティング・温泉が楽しめるアウトドアの聖地です。

● フルーツ街道と仁木町観光農園(仁木町)

さくらんぼ、ぶどう、りんごなどの果物狩り体験が人気の農業観光エリア。道の駅「にき」では新鮮な農産物も購入できます。


周辺観光地との組み合わせ|モデルコース例

◆ 小樽+余市日帰りモデルコース

  • 小樽市内観光(運河・ガラス・スイーツ)
  • 午後:余市でニッカウヰスキー見学 → フルーツパーク・農園直売所巡り

◆ 小樽+積丹1泊2日モデルコース

  • 初日:小樽市内観光+日帰り温泉(朝里川温泉など)
  • 2日目:積丹半島ドライブ → 神威岬 → 積丹うに丼ランチ

◆ 小樽+ニセコ・倶知安アクティブコース

  • 初日:小樽観光 → 倶知安で温泉宿泊
  • 翌日:ニセコで登山・ラフティング → 羊蹄山ビュースポットへ

アクセス方法|小樽を起点に各地へスムーズな移動

■ 小樽市へのアクセス

  • JR札幌駅 → 小樽駅(快速で約32分)
  • 車:札幌市内から国道5号線 or 札樽自動車道で約50分

■ 小樽からの移動時間(車利用)

目的地所要時間(目安)
余市町約30分
積丹町(神威岬)約90分
倶知安町・ニセコ約90分
仁木町約40分
札幌市西部約30〜40分

※冬季は道路凍結・降雪の影響あり。スタッドレスタイヤ必須。


注意点|移動・天候・営業時間に要注意

  • 小樽中心部は坂が多く、歩きやすい靴がおすすめ
  • 冬季は積雪・アイスバーンに注意(徒歩・車ともに)
  • 積丹エリア・神威岬は冬季閉鎖エリアあり(例:遊歩道封鎖)
  • 道の駅や農園は季節営業のため、訪問前に営業確認を
  • 週末や連休は小樽市内・ニセコ・積丹で駐車場の混雑に注意

まとめ|小樽を中心に広がる、多彩な北海道体験を味わおう

小樽は単なる運河の町ではなく、歴史・海・グルメ・アート・アウトドア・温泉がギュッと詰まった北海道観光のハブとも言える存在です。その周囲60キロ圏には、余市のウイスキー、積丹の絶景、ニセコの大自然とアクティビティなど、1日では回りきれないほどの魅力が広がっています。

移動のしやすさ、季節ごとの見どころ、グルメや体験の多様さから、日帰りも宿泊も、自由に旅のプランを立てられる点が最大の魅力です。

次の北海道旅行では、小樽だけでなくその先へ。港町を中心に広がる「半径60キロの感動旅行」へ出かけてみませんか?


📌 小樽観光協会公式サイト
👉 https://otaru.gr.jp/

📌 ニセコリゾート観光協会
👉 https://www.nisekotourism.com/ja/

📌 積丹観光協会
👉 https://www.kanko-shakotan.jp/