世界自然遺産・知床観光の玄関口である北海道・斜里町に、知る人ぞ知る良質な湯を提供する温泉宿があります。それが「斜里温泉 湯元館」。全国的にも珍しい“植物性モール泉”を、源泉かけ流し100%で堪能できるこの温泉は、地元民からも長く愛され、温泉ファンの間でも隠れた名湯として人気を集めています。

この記事では、斜里温泉 湯元館の施設概要、泉質の詳細、源泉かけ流しの有無、アクセス方法、日帰り入浴の情報などを丁寧に解説します。斜里町観光や知床旅行を計画中の方、良質な温泉をお探しの方はぜひ参考にしてください。


施設概要|斜里町の静かな住宅街に佇む温泉宿

「斜里温泉 湯元館」は、北海道斜里郡斜里町の市街地に位置する全7室の小規模な温泉旅館です。知床斜里駅から車で5分ほどの距離にあり、知床半島やオホーツク海の観光拠点としても便利な立地にあります。

宿泊スタイルは素泊まりが基本で、食事の提供はありませんが、自由に飲食物を持ち込めるため、自分のスタイルで滞在できます。館内は木のぬくもりを感じる落ち着いた空間で、温泉目的のひとり旅や長期滞在にもぴったりです。

また、地元住民向けに日帰り入浴も可能であり、観光客・地域の人々の双方に開かれた癒しの場として親しまれています。


泉質について詳しく|全国的にも希少な「植物性モール泉」

斜里温泉 湯元館の最大の魅力は、なんといってもその泉質の良さにあります。

◆ 泉質の詳細

  • 泉質名:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)
  • 源泉温度:約48℃~50℃
  • 湯の色:茶褐色(モール泉特有)
  • pH値:約8.0(弱アルカリ性)

この温泉は、“植物性モール泉”と呼ばれ、太古の植物が堆積した地層から湧き出ることで有機成分を豊富に含み、湯が茶色く色づくのが特徴です。肌ざわりはとろみがあり、入浴後は肌がしっとりすべすべになると好評。美肌効果や保湿効果が高く、冷え性や疲労回復にも効果があるとされています。

また、湯冷めしにくいことから、寒さの厳しい北海道において非常に実用的な温泉でもあります。


源泉かけ流しかどうか|100%かけ流しの新鮮な湯

斜里温泉 湯元館では、源泉100%かけ流しの温泉を提供しています。

加温・加水・循環・ろ過などの人工的な処理を一切行わず、湧き出たままの天然温泉がそのまま浴槽に注がれ続けています。このため、常にフレッシュな湯を楽しむことができ、温泉本来の成分や香り、肌への作用をそのまま体感できます。

浴場は男女別で、それぞれに趣の異なる浴槽が用意されており、湯温は42~43℃前後とやや熱め。熱めの湯が好みの方には特におすすめのセッティングです。


アクセス方法|知床観光の途中に立ち寄りやすい好立地

  • 住所:北海道斜里郡斜里町西町13-11
  • 電話番号:0152-23-3486

◆ 公共交通機関でのアクセス

  • JR釧網本線「知床斜里駅」からタクシーで約5分(徒歩20分弱)
  • 斜里バスターミナルからもタクシーで5分程度

◆ 車でのアクセス

  • 女満別空港から車で約1時間30分
  • 網走市街から車で約1時間
  • 知床ウトロ温泉街からは約1時間10分(国道334号経由)

無料の駐車場(50台収容可)が完備されており、ドライブ旅行にも適しています。


日帰り入浴情報|地元民にも人気の立ち寄り湯

斜里温泉 湯元館では、宿泊者だけでなく日帰り入浴も歓迎しています。

◆ 日帰り入浴の詳細情報(2024年5月時点)

  • 営業時間:7:00〜20:00(最終受付 19:30)
  • 定休日:年中無休(メンテナンス休業あり)
  • 入浴料
     - 大人:400円
     - 小人(中学生以下):200円
     - 幼児:無料

館内にはタオルの販売もあるため、手ぶらでも気軽に利用可能。地元住民の常連客も多く、夕方には地域の交流の場として賑わいます。観光の合間に短時間だけでも立ち寄るのに最適な施設です。


まとめ|「斜里温泉 湯元館」は温泉好きにこそ訪れてほしい名湯

斜里温泉 湯元館は、観光拠点としての利便性に加え、植物性モール泉という希少な泉質を源泉かけ流しで楽しめる本格派の温泉宿です。素泊まり対応の自由度、日帰りでも立ち寄れる気軽さ、そして清潔で温かみのある空間づくりなど、温泉ファンだけでなく、すべての旅行者にとって魅力ある施設といえるでしょう。

知床の大自然を満喫した後、あるいは斜里町周辺をドライブした途中で、ぜひ立ち寄ってみてください。身体も心も癒される“本物の湯”が、あなたを迎えてくれるはずです。


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