芽室公園・新嵐山スカイパーク観光特集(芽室町)

北海道・十勝地方の中央に位置する芽室町(めむろちょう)。この町には、地元住民にも親しまれ、観光客からも密かな人気を集める絶景スポットがあります。それが「芽室公園」と「新嵐山(しんあらしやま)スカイパーク」です。

今回は、四季折々の自然、家族で楽しめるアクティビティ、アウトドア好きにうれしい施設がそろったこのエリアの魅力を、歴史やアクセス方法も含めてご紹介します。


観光地概要:大自然と遊びが融合した丘のリゾート

「芽室公園・新嵐山スカイパーク」は、芽室町中心部から車で約15分の距離にある丘陵地帯に広がる自然レクリエーション施設です。標高は約390mで、展望台からは雄大な十勝平野や日高山脈が見渡せます。

敷地内にはキャンプ場、パークゴルフ場、スキー場、展望レストランなどがあり、春〜秋はアウトドア、冬はスキーやスノーアクティビティが楽しめます。季節を問わず訪れたい、まさに「オールシーズン型観光スポット」です。


歴史:町民とともに歩んできた丘のランドマーク

新嵐山の開発は1970年代に始まり、地域の人々が集まる憩いの場として整備されてきました。「スカイパーク」という愛称の通り、空に近い展望台や滑走路のようなスキー場が象徴的。町のイベントや学校行事にも多く使われており、地域に根ざした施設として発展してきました。


見どころとアクティビティ

1. 展望台からのパノラマビュー

展望デッキからは、眼下に広がる十勝平野を360度見渡すことができます。晴れた日には大雪山連峰や日高山脈まで望める絶景スポット。朝日や夕日も美しく、撮影スポットとしても人気です。

2. 新嵐山スキー場(冬季)

地元スキーヤーに親しまれる中規模スキー場。初級〜中級者向けのゲレンデがそろっており、ナイター営業やスノーボードも可能。家族連れにもぴったりです。

  • 営業期間:12月下旬〜3月上旬(積雪状況による)
  • リフト料金:大人1日券 2,500円前後

3. キャンプ・バンガロー

夏季には、オートキャンプ場やバンガローが利用できます。炊事場・トイレ・シャワーなど設備も整っており、初心者にも安心。

  • 開設期間:4月下旬〜10月中旬
  • 利用料金:キャンプサイト 1区画1,000円〜、バンガロー5,000円〜

4. 芽室公園の散策と桜並木

新嵐山の麓にある「芽室公園」は、春には桜が咲き誇る名所。ソメイヨシノやエゾヤマザクラが咲き乱れ、4月下旬〜5月上旬が見頃です。園内には池や遊具もあり、のんびり過ごせます。


周辺観光地・温泉情報

■ 芽室温泉「ゆうゆ」

新嵐山から車で約10分の場所にある日帰り温泉施設。モール系の茶褐色の湯が特徴で、疲れた身体を芯から癒してくれます。サウナやレストランも完備。

  • 営業時間:10:00〜22:00(最終受付21:30)
  • 入浴料:大人500円、小人250円

■ 十勝ヒルズ(中札内村/約30分)

ガーデンとグルメが融合した人気の観光施設。色とりどりの花々が咲き誇る庭園や、地産地消レストランがあり、フォトスポットも多数。

■ 愛国駅・幸福駅(帯広市内/約40分)

かつての国鉄広尾線の駅跡で、「愛国から幸福へ」の切符が話題となった観光名所。駅舎はレトロな雰囲気で、縁結びスポットとしても人気。


アクセス方法

■ 車の場合

  • 帯広駅から:約30分(国道38号線→道道55号線経由)
  • 帯広空港から:約50分

■ 公共交通機関

  • JR芽室駅まで:帯広駅からJR根室本線で約15分
  • 芽室駅からタクシーで約15分(公共バスは本数が限られるため要注意)

注意点

  • 冬季は道路凍結に注意が必要です。四輪駆動車やスタッドレスタイヤの準備をおすすめします。
  • キャンプやスキー場の営業は気象条件により変動するため、公式情報で最新状況を確認しましょう。
  • 熊の出没情報は低いですが、自然エリアのため早朝・夕方の散策は注意。

まとめ:空に近い丘で、自然と遊び尽くす旅を

芽室公園・新嵐山スカイパークは、北海道・十勝の真ん中にある隠れた名所。広がる空と地平線、ゆったりとした時間、アクティブに過ごせる施設が魅力で、ファミリー・カップル・ソロ旅にも最適です。

日帰りでも楽しめますが、近隣の温泉や観光地と組み合わせて1泊2日の旅にするのもおすすめ。帯広エリアから30分で行ける自然リゾートで、あなたも非日常のひとときを過ごしてみませんか?