北海道・札幌観光といえばまず外せないのが「さっぽろテレビ塔」。大通公園の東端にそびえるこのタワーは、1957年に完成して以来、市民と観光客に親しまれてきた札幌のシンボル的存在です。地上約90mにある展望台からは、大通公園をはじめ札幌の街並みが一望でき、四季折々の景観やイベントも楽しめます。
この記事では、さっぽろテレビ塔の観光概要、歴史、見どころ、入場料金と営業時間、周辺観光地、アクセス方法、注意点を詳しく解説します。札幌観光のスタート地点としても、旅の締めくくりにもぴったりのスポットです。
観光地概要|札幌の中心にそびえる絶景展望タワー
さっぽろテレビ塔は、札幌市中央区の大通公園1丁目に建つ、高さ147.2mの展望タワーです。昭和レトロな雰囲気を残しつつ、現代の観光施設としても整備されており、外国人観光客や家族連れにも人気。展望台からは、札幌市街、手稲山、石狩湾、そして西側にまっすぐ延びる大通公園の全景を見渡すことができます。
■ 営業時間(2024年現在)
- 9:00~22:00(最終入場 21:50)
※季節やイベントにより変更あり。公式サイトで最新情報を確認ください。
■ 入場料金(2024年現在・税込)
- 大人(高校生以上):1,000円
- 小人(小・中学生):500円
- 未就学児:無料
※障がい者手帳提示で半額割引あり
※団体割引、Web予約割引も対応(公式サイトまたは旅行ポータルより事前予約可能)
歴史|札幌の発展を見守ってきた“昭和の塔”
さっぽろテレビ塔は、1957年(昭和32年)に開業。テレビ放送の普及にともない、HBC北海道放送の送信塔として建設されました。設計は東京タワーと同じ内藤多仲氏で、“タワー六兄弟”のひとつに数えられています。
2000年代以降は電波塔としての役割を終え、現在は完全に展望観光施設として運用されています。歴史を感じさせるレトロな内装と、現代的な設備の融合が独特の雰囲気を生み出しています。
見どころ|展望台からの大パノラマ&テレビ父さんの世界観
● 展望台の魅力
さっぽろテレビ塔の最大の魅力は、地上約90mからのパノラマビュー。西に延びる大通公園の美しい並木と噴水、南に広がる市街地、東に石狩湾、北に手稲山と、四方の景色が楽しめます。
- 春:ライラックの花が咲く大通公園
- 夏:緑あふれる並木道とビアガーデンの賑わい
- 秋:紅葉が彩る市街地のグラデーション
- 冬:ホワイトイルミネーションと雪まつりの幻想的な夜景
と、一年を通じて異なる絶景が楽しめる点も魅力です。
● テレビ父さんとレトログッズ
地階には、非公式キャラクター「テレビ父さん」のショップやフォトスポットがあり、テレビ塔限定グッズも販売されています。ユニークなゆるキャラの世界観とともに、昭和の雰囲気が漂う空間で観光気分を盛り上げてくれます。
周辺観光地|徒歩圏内に札幌の名所が集結
さっぽろテレビ塔は、札幌市街の中心地にあり、主要観光スポットへも徒歩でアクセス可能です。
- 大通公園(直結):東西約1.5kmの都市公園。噴水や花壇、イベント広場が整備されており、季節ごとに異なる景観が楽しめます。
- 札幌市時計台(徒歩5分):明治時代の木造建築。札幌の歴史を象徴する観光スポット。
- 赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)(徒歩10分):重厚なレンガ建築と美しい庭園が人気。
- 狸小路商店街(徒歩10分):食べ歩きや土産探しにぴったりのアーケード商店街。
- すすきのエリア(徒歩15分):夜の札幌を楽しむ歓楽街。ラーメンやジンギスカンなどグルメも充実。
アクセス方法|地下鉄直結で天候を気にせず便利
■ 所在地
北海道札幌市中央区大通西1丁目
■ 電車(公共交通)
- 札幌市営地下鉄「大通駅」27番出口直結(徒歩1分)
- JR札幌駅南口から徒歩約15分(地下街経由で雨・雪の日も安心)
■ 車・駐車場
- 専用駐車場なし
- 周辺に多数のコインパーキングあり(大通地下駐車場など)
注意点|混雑・天候・イベント時の対応に注意
- 雪まつり・イルミネーション開催時(12月~2月)は混雑必至。事前に時間をずらすなど工夫が必要です。
- 悪天候時(雨・吹雪)は眺望が制限される場合あり。晴天の日を狙うのがおすすめ。
- エレベーターの待ち時間が長くなることも。時間に余裕を持って訪問を。
- バリアフリー対応も完備しているため、高齢者やお子様連れにも安心。
まとめ|札幌の“空の上”で季節と街を感じる贅沢な時間
「さっぽろテレビ塔」は、ただの展望台ではなく、**札幌の過去と現在を見渡せる“街のシンボル”**です。昭和のレトロ感と現代的な施設が融合し、札幌の魅力を空の上から実感できます。大通公園を中心とした札幌の観光拠点としても優秀で、季節問わずおすすめできる定番スポットです。
札幌に来たら、まずはテレビ塔にのぼって街の全貌を眺めてみてはいかがでしょうか。
📌 さっぽろテレビ塔|公式サイト
👉 https://www.tv-tower.co.jp/