青森県青森市の中心部にある青森魚菜センターは、地元の鮮魚店や青果店が並ぶ市民の台所として長く愛されてきた施設です。ここでしか味わえない体験が、「のっけ丼(のっけどん)」。市場を歩きながら食材を選び、自分だけのオリジナル海鮮丼をつくれるグルメアクティビティとして、近年では全国からの観光客にも人気が急上昇しています。

今回は、のっけ丼の楽しみ方や見どころ、アクセス、周辺観光地までを詳しくご紹介。青森の海の幸・人の温かさ・市場の臨場感を五感で味わえる、旅のハイライトにぴったりのスポットです。


◆ 観光地概要|市場がまるごと丼ぶり屋台に!

青森魚菜センターは、青森駅から徒歩5分ほどの場所にある、市場形式の施設です。中には鮮魚・青果・乾物・惣菜・精肉などの約30店舗以上の専門店が軒を連ねており、活気ある市場の雰囲気そのままに買い物や食事が楽しめます。

その中で一際注目されているのが「のっけ丼」です。専用の食事チケットを購入し、市場を歩いて好きなネタを好きなだけ丼に乗せていくスタイル。まぐろ・ほたて・いくら・えび・うに・あわびなどの海産物に加え、玉子焼きや漬物、さらには和牛やお惣菜まで加えることもできる自由度の高さが魅力です。

  • 所在地:青森県青森市古川1-11-16(青森魚菜センター)
  • 営業時間:7:00〜16:00(※ご飯が売切れ次第終了)
  • 定休日:火曜日(祝日の場合営業)
  • 公式サイトのっけ丼公式サイト

◆ 歴史|市民の台所が観光の主役に進化

青森魚菜センターは、もともと地元の鮮魚業者や農家が集う地域密着型市場として開業しました。新鮮で安価な海産物や野菜が手に入ると評判で、長年にわたり青森市民の食卓を支えてきました。

「のっけ丼」は2000年代に入り、市場の活性化と観光資源としての展開を目的にスタート。食事チケット制を導入することで、観光客にもわかりやすく、誰でも気軽に楽しめるようになりました。

今では、青森市を訪れる観光客の定番スポットとなり、“のっけ丼を食べに青森へ”という旅行者も増加中。青森の食文化と市場の魅力を体感できる新しい観光スタイルとして定着しています。


◆ 見どころ|「選ぶ・歩く・味わう」市場体験

◯ ご飯とチケットでスタート!

まずは案内所で「のっけ丼チケット」を購入。ご飯(白米または酢飯)を1枚のチケットで受け取ったら、市場内の好きな店を歩いてネタを選ぶ旅が始まります。

  • チケット:12枚2,200円など
  • ご飯:普通、大盛りまたは小盛り(サイズ選択可)

◯ 新鮮なネタの宝庫

市場には青森近海で獲れた新鮮なまぐろ・ほたて・うに・いくらなどが勢揃い。人気ネタは早めに売切れるため、午前中の訪問がおすすめです。

また、ネタは1枚のチケットで1品~2品ほど提供される場合が多く、チケットの使い方次第でバランスも自由自在。店の人との会話を楽しみながらネタを選ぶのも、のっけ丼の醍醐味のひとつです。

◯ 市場内のイートインスペース

購入したネタをご飯に乗せたら、館内のイートインスペースで自由に着席して食べることができます。味噌汁や小鉢、お茶なども追加購入可能。


◆ 周辺観光地・温泉スポット

◯ 青森ベイブリッジ&青い海公園(徒歩5分)

港を望む絶景スポット。夜景や海風を感じながら散策が楽しめます。

◯ 青森県観光物産館 アスパム(徒歩7分)

青森県全体の特産品が集まるランドマーク的施設。展望台からの景色もおすすめ。

◯ 青森県立美術館(車で15分)

現代建築とアートの融合。奈良美智の《あおもり犬》やシャガールの大作も鑑賞できます。

◯ 浅虫温泉(車で約30分)

海を望む青森屈指の温泉地。グルメとともに心も身体も癒すひとときに。


◆ アクセス方法|青森駅から徒歩圏内

◯ 所在地

青森県青森市古川1-11-16

◯ 電車利用

  • JR青森駅から徒歩約5分(青森駅東口)

◯ バス利用

  • 各路線バス「古川」または「新町通り」下車すぐ

◯ 車利用

  • 青森中央ICより約15分
  • 近隣にコインパーキングあり(センターには駐車場なし)

◆ 注意点|人気施設ゆえの混雑・売切れも

  • 特に土日祝は午前中が混雑します。可能であれば平日または朝早めの訪問を。
  • ネタは売切れ次第終了のため、15時以降の訪問ではご飯・人気ネタが売切れることもあります。
  • 定休日(火曜)は要注意。祝日の場合は営業、翌日休み。
  • イートインスペースは混雑時、相席になることがあります

◆ まとめ|青森の「食」を旅の中心に──選んで楽しい、食べて満足!

青森魚菜センターの「のっけ丼」は、ただ食べるだけのグルメではありません。**市場を歩き、人と話し、自分で選びながら作るという“体験型の食文化”**です。観光地にありがちな決まりきったメニューではなく、その日その時、その人だけの丼ができあがる楽しさは、まさに青森旅の思い出になるでしょう。

地元の人と触れ合いながら、青森の旬をその場で味わう。そんな贅沢を、のっけ丼で体験してみませんか?


📍【公式サイト】
👉 青森魚菜センターのっけ丼 公式サイト