「ぬかびら源泉郷 湯元館」特集|源泉かけ流し100%、静寂の名湯
北海道・十勝北部、上士幌町に広がる大雪山系のふもとに位置する「ぬかびら源泉郷」。この山あいの静かな温泉地に、創業70年を超える老舗旅館「湯元館」があります。
地元の人からも旅行者からも愛されるこの宿は、100%源泉かけ流しの天然温泉と、木のぬくもりが感じられる落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとした時間を過ごすのに最適です。
今回は、湯元館の施設概要・泉質・日帰り入浴・アクセス情報をまとめてご紹介します。
施設概要|木の香りに包まれたやさしい宿
「ぬかびら源泉郷 湯元館」は、全12室ほどの小規模旅館で、派手な装飾や観光施設とは一線を画す、静かで心がほどけるような空間が特徴です。
館内には男女別の大浴場に加えて、休憩スペース「大広間タイセツザン」も設置されており、入浴後にゆったりと過ごせる工夫がなされています。また、毎日男女の浴室を入れ替えることで、それぞれ異なる趣の湯船を楽しむことができます。
- 奇数日:空翠の湯(女性)/神韻の湯(男性)
- 偶数日:空翠の湯(男性)/神韻の湯(女性)
鍵付きロッカーやアメニティも完備されており、安心して利用できる温泉施設です。
泉質と効能|肌になじむやわらかい天然湯
湯元館の温泉は、源泉かけ流し100%で、加水・加温・循環・塩素消毒は一切なしの“本物の温泉”です。大雪山の地下深くから湧く豊富な湯量を活かして、浴槽には常に新鮮な湯が注がれています。
■ 泉質:
- ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩温泉
(低張性・中性・高温泉)
※旧泉質名:含重曹-食塩泉
■ 主な適応症:
- 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩
- 冷え性・慢性皮膚病・慢性消化器病
- 切り傷・やけど・婦人病・疲労回復
- 虚弱体質・痔・うちみ・くじき・健康増進
肌にしっとりとなじむやわらかい湯で、保温・保湿効果にも優れており、湯上がり後はポカポカが長続き。冷え性に悩む方や、美肌を求める方にもおすすめの泉質です。
日帰り入浴情報(2025年5月現在)
湯元館では、日帰りでも本格的な温泉が楽しめます。地元の方にも開放されており、旅の途中の立ち寄り湯としても人気です。
● 営業日・時間:
- 営業日:金・土・日・月曜日(※火・水・木曜は定休/不定休あり)
- 営業時間:13:00〜19:00(最終受付 18:30)
● 入浴料金(税込):
- 大人(中学生以上):1,000円
- 小学生:300円
- 幼児:無料(明記されていないため現地確認を推奨)
● アメニティ・設備:
- アメニティ:シャンプー・リンス・ボディソープ・ドライヤー完備
- タオル:レンタルバスタオル 110円、販売ミニタオル 330円
- ロッカー:無料の鍵付きロッカーあり
- 休憩:入浴後は大広間「タイセツザン」でのんびり可能
※混雑時は入場制限あり。事前に営業状況の確認をおすすめします。
アクセス方法
■ 車でのアクセス
- 帯広駅から:約1時間40分(国道241号→273号)
- 帯広空港から:約2時間
- 札幌市内から:約4時間(道東自動車道・音更帯広IC経由)
無料駐車場あり。冬季は凍結路面に注意が必要です。
■ 公共交通機関
- JR帯広駅 → 十勝バス「ぬかびら源泉郷行き」で約2時間
- バス停「ぬかびら源泉郷」下車、徒歩1分以内
本数が限られるため、事前の時刻確認をおすすめします。
まとめ|“温泉本来の力”と向き合う宿
ぬかびら源泉郷 湯元館は、源泉の質・施設の静けさ・おもてなしのすべてがそろった、まさに「湯と心が息づく宿」です。
源泉かけ流し100%の湯は、癒しを求める旅人にとって何よりの贅沢。観光地の喧騒から離れ、ただ“湯につかる”という行為がこんなにも尊いものだと気づかせてくれます。
登山、湖畔の散策、冬の雪原旅のお供に。次の北海道・十勝の旅では、ぜひ「湯元館」で本物の温泉体験をしてみてください。
▶ 公式ページ(営業日・入浴情報の確認はこちら):
https://www.nukabira-yumotokan.jp/