「幕別温泉パークホテル 悠湯館」特集|若山牧水ゆかりの湯と十勝平野の癒し

北海道十勝地方、帯広市のすぐ南に位置する幕別町。自然豊かなこの町に、モール泉を100%源泉かけ流しで楽しめる温泉宿「幕別温泉パークホテル 悠湯館」があります。
旅人や地元民に長年愛され続けてきたこの施設は、詩人・若山牧水ゆかりの地としても知られ、文学と癒しが調和した空間としても魅力的です。

今回は、悠湯館の施設概要・温泉の泉質・日帰り入浴の詳細・アクセスなど、旅行者が知っておきたい情報を詳しくお届けします。


施設概要|歴史と再生の湯宿

悠湯館の歴史は、大正時代の「黒田温泉」跡地にあたるこの地で、昭和48年に新たな温泉ボーリングが成功したことに始まります。昭和50年には小規模な温泉旅館として開業し、以来50年近く、地域の人々や観光客に癒しを提供してきました。

平成15年にはリニューアルを実施。屋上露天風呂、ジャグジーバス、遠赤外線サウナを備えた新しい大浴場が完成し、宿の名に「悠湯館」が加わりました。翌平成16年には地下1,000mから毎分340リットルの高温湯が湧き出す新源泉の掘削に成功。これにより、全浴槽で源泉100%かけ流しの提供が可能になりました。

客室は和室・洋室・和洋室から選択可能で、ビジネス利用から家族旅行、団体まで幅広く対応。和モダンなロビーとゆったりした館内も、滞在者に好評です。


泉質について|北海道屈指のモール泉

幕別温泉パークホテル 悠湯館の温泉は、十勝地方の特徴でもあるモール泉。この湯は、太古の植物が堆積した地層から湧き出る天然の有機物を含んだ植物性温泉で、保湿・美肌効果に優れることから「天然の化粧水」とも称されます。

● 泉質情報:

  • 泉質名:ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧名:含重曹-食塩泉)
  • 泉質分類:低張性・弱アルカリ性・高温泉
  • 源泉温度:49.6℃
  • 湧出量:毎分340リットル

● 効能:

  • 神経痛、関節痛、五十肩、筋肉痛、疲労回復
  • 美肌作用、冷え性、慢性皮膚疾患、婦人病
  • 湯冷めしにくく、保温・保湿効果が非常に高い

とろみのある湯は肌に吸い付くようななめらかさがあり、湯上がり後のしっとり感が持続します。湯船には加水のみ・循環なしで注がれており、モール泉の恵みをそのまま体感できます。


源泉かけ流し|地下1,000mから湧く恵みの湯

悠湯館の全浴槽は、自家源泉100%のかけ流しです。平成16年に掘削された新源泉から湧く温泉は、館内すべての浴槽(内湯・露天風呂・ジャグジーなど)に注がれており、加水のみ・加温や循環なしという贅沢な運用が実現されています。

内湯は広々としており、外気を感じながら入れる屋上露天風呂では、晴れた日には十勝平野の空を仰ぎ見ながら入浴できます。


日帰り入浴情報(2025年5月現在)

宿泊だけでなく、気軽に立ち寄ってモール泉を楽しめる日帰り入浴サービスも人気です。

● 営業時間:

  • 10:00〜23:30(サウナは22:00まで)

● 入浴料金(税込):

  • 大人(12歳以上):600円
  • 小学生:200円
  • 幼児(0歳以上):100円
  • 回数券(11枚綴り):5,000円

● レンタル・販売:

  • バスタオルレンタル:200円
  • フェイスタオルレンタル:100円
  • 入浴セット(大人用):1,200円(タオル付き)

ゆったりした脱衣所と洗い場、シャンプー・ボディソープ・ドライヤーも完備。湯上がりはラウンジでくつろぐことも可能です。


アクセス方法

● 車でのアクセス

  • 帯広駅から:約20分(国道38号線経由)
  • 帯広空港から:約30分
  • 札幌市内から:約3時間30分(道東道・芽室IC経由)

駐車場は広く、無料で利用可能です。

● 公共交通機関

  • JR帯広駅から → 十勝バス「札内方面」行き → 徒歩約10分

まとめ|十勝の恵みをまるごと体感する“湯の館”

「幕別温泉パークホテル 悠湯館」は、源泉かけ流し100%のモール泉を気軽に体験できる宿として、旅行者はもちろん、地元の人々にも親しまれています。自然の恵みを贅沢に使った湯と、穏やかな空間で過ごす時間は、きっとあなたの心と体を整えてくれるはず。

旅の途中にふらりと立ち寄っても、宿泊してじっくり味わってもよし。
次の北海道・十勝の旅では、ぜひ「悠湯館」で本物の湯を体験してみてください。


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https://www.makubetsu.co.jp/