北海道の中心部に位置する旭川市。動物園やアート、ラーメン文化などで知られるこの街を拠点に、周辺半径60キロ圏内には魅力あふれる観光地が点在しています。今回は、旭川市を起点に1日または日帰りで巡れる観光スポットを、歴史・見どころ・アクセス・周辺温泉情報を交えてご紹介します。
旭川市エリアの観光地概要
旭川は北海道第2の都市で、石狩川や大雪山連峰に囲まれた自然と都市が調和した地域です。中心部にはショッピング施設や美術館が揃い、少し郊外に出れば広大な大自然が広がるのが魅力。観光客には旭山動物園を筆頭に、上川町の層雲峡、東川町の大雪山エリアなどが人気です。
歴史と文化の背景
旭川周辺はかつてアイヌの人々が暮らしていた地域で、現在も伝統文化を学べる施設があります。明治時代には屯田兵の入植により本格的な開拓が進み、旭川は軍都・物流拠点として発展しました。現在では観光と農業の町として道内外から多くの観光客を迎え入れています。
見どころ紹介
1. 旭山動物園(旭川市)
北海道内で最も有名な動物園。行動展示で知られ、ペンギンの散歩やホッキョクグマの水中ジャンプなど、動物の自然な行動を間近で観察できます。大人も子どもも楽しめる必見スポット。
- 営業時間:9:30~17:15(夏期)
- 入園料:大人1,000円、中学生以下無料
☆旭山動物園の特集記事はこちら
2. 層雲峡温泉・黒岳(上川町)
大雪山の玄関口にある温泉地。断崖絶壁の渓谷美と、黒岳ロープウェイでの絶景登山が魅力です。秋には紅葉が谷全体を染め上げ、冬はスキーや氷瀑まつりが開催されます。
- ロープウェイ:往復2,400円(大人)
- 温泉宿多数あり(立ち寄り湯も可能)
層雲峡温泉・黒岳の特集記事はこちら
3. 大雪森のガーデン(上川町)
四季折々の花々が咲き誇るイングリッシュガーデン。ナチュラルな景観美と食育体験、地産地消のレストランが楽しめる、女性にも人気のスポットです。
- 開園:5月~10月中旬
- 入園料:800円(大人)
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4. 美瑛の丘(美瑛町)
旭川から車で約30分。四季彩の丘や青い池、パッチワークの路など、フォトジェニックな風景が広がるエリア。特に夏から秋にかけてのカラフルな花畑はSNS映え間違いなし。
美瑛の丘特集記事はこちら
- 青い池駐車場:無料(冬季閉鎖あり)
- 美瑛観光バスツアーも充実
5. 大雪山旭岳(東川町)
標高2,291mの北海道最高峰。ロープウェイで標高1,600m地点まで行け、高山植物と火山地形の絶景ハイキングが手軽に楽しめます。登山初心者にも人気。
- 旭岳ロープウェイ:往復2,600円~3,500円(大人)
- 山麓には源泉かけ流しの温泉宿あり
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周辺の温泉地
- 層雲峡温泉(上川町):硫黄泉。疲労回復や神経痛に効果。大浴場・露天風呂完備の宿多数。
- 天人峡温泉(東川町):閑静な秘湯。羽衣の滝観光と合わせて楽しめる。
- 白金温泉(美瑛町):美しい白金青い池の近く。硫黄の香り漂うかけ流し湯が魅力。
- 旭岳温泉(東川町):登山基地にある名湯。泉質は単純温泉で肌にやさしい。
アクセス方法
- 旭川空港から各エリアへ:レンタカーまたは路線バスで30~60分
- JR旭川駅を起点に、美瑛・上川方面へは道北バス・JR富良野線を活用
- 道央自動車道・旭川鷹栖ICからもアクセス良好(札幌から約2時間)
注意点・観光のヒント
- 冬季は積雪・凍結に注意:スノータイヤ・チェーンが必須です。
- 山岳エリアは天候変化が激しい:登山やロープウェイ利用時は天気を事前確認。
- 繁忙期は早めの宿泊予約推奨:夏のラベンダーシーズンや紅葉時期は特に混雑します。
まとめ
旭川市を拠点にすれば、北海道の雄大な自然・温泉・文化的魅力をぎゅっと詰め込んだ旅行が可能です。動物園やガーデン、山岳地帯、写真映えスポットなど、ファミリー層・カップル・ひとり旅まで多様なニーズに応える観光地が豊富にあります。ぜひ季節を選んで、自分だけの北海道旅を楽しんでみてください。