北海道の南端に位置する函館市は、歴史的遺産と美しい景観、グルメ、そして温泉まで楽しめる道南エリアの観光ハブです。開港都市としての異国情緒と、津軽海峡・函館山を背景にした絶景が、訪れる人々を魅了し続けています。
この記事では、函館市を中心とした半径60キロ以内の観光地・温泉地に絞って、見どころや歴史、周辺スポットをご紹介します。
目次
■ 観光地概要|海・山・街が調和する都市型リゾート
函館市は人口約24万人の中核都市で、函館空港や新幹線の玄関口・新函館北斗駅もあるためアクセス性が抜群です。市街地は函館山の裾野に広がり、三方を海に囲まれた美しい地形が特徴です。
観光エリアは主に以下の4つに分かれます。
- 元町・ベイエリア:教会群や赤レンガ倉庫など西洋風建築が残る
- 五稜郭エリア:幕末の要塞と桜の名所
- 函館山と夜景:世界三大夜景に数えられる展望スポット
- 湯の川温泉エリア:市街地に隣接する北海道有数の温泉郷
■ 歴史|開港都市として歩んだ異国文化との融合
函館の歴史は古く、江戸時代には松前藩の外港として栄えました。1859年に長崎・横浜と並んで日本で初めて開港した3港のひとつに選ばれ、西洋文化が流入し始めます。
明治以降は貿易や外交の拠点として発展し、ロシア、イギリス、フランス、中国などの領事館が建設され、街並みには今もその影響が色濃く残っています。また、旧幕府軍と新政府軍が戦った箱館戦争の舞台としても知られ、五稜郭はその象徴です。
■ 見どころ|必見スポット&体験を厳選紹介
● 函館山展望台
- 函館市街と津軽海峡を見下ろす大パノラマ
- 夜景は世界三大夜景の一つと称され、外国人観光客にも大人気
- ロープウェイ・登山道・バスなど多様なアクセス
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● 五稜郭公園・五稜郭タワー
- 日本唯一の星形要塞跡。春には約1,600本の桜が咲き誇る
- 五稜郭タワー展望台からの眺望は必見
☆五稜郭公園・五稜郭タワーの特集記事はこちら
● 元町・西部地区の教会群
- ハリストス正教会(ロシア正教)、カトリック元町教会、聖ヨハネ教会など
- 異国情緒が漂う石畳と坂道、フォトスポット多数
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● 金森赤レンガ倉庫
- 海に面した歴史的倉庫をリノベしたショッピング&グルメ施設
- 夜はライトアップも美しく、カップルや家族連れに人気
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● 函館朝市
- 活イカや海鮮丼など、朝から贅沢な北海道グルメが楽しめる
- JR函館駅すぐ、アクセス至便
■ 周辺観光地・温泉地|日帰りや1泊に最適なスポット
● 湯の川温泉(函館市内)
- 函館空港から車で5分。市街地からも近い好立地の温泉地
- 泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉。体の芯から温まる名湯
- 高級旅館からリーズナブルな宿まで選択肢豊富
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● トラピスチヌ修道院(函館市)
- 日本初の女子修道院。静寂の中で祈りの時間を体感
- 敷地内の売店で手作りクッキーなども販売
● 大沼国定公園(七飯町/車で40分)
- 駒ヶ岳を背景にした湖と島々の景勝地
- 遊覧船、サイクリング、カヌーなどアクティビティも充実
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● 鹿部温泉(車で約50分)
- 間歇泉で有名な温泉地。泉質は炭酸水素塩泉
- 静かな環境で、湯治や癒しを求める旅にぴったり
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■ アクセス方法|飛行機・新幹線・車、すべて対応
● 空路
- 東京(羽田)→ 函館空港(約1時間30分)
- 空港から市街地まで車で約20分
● 新幹線
- 新函館北斗駅(北海道新幹線)→ 函館駅(在来線で20分)
- 新青森駅から約1時間10分
● 車・フェリー
- 札幌市から道央道経由で約4時間30分
- 青森からフェリーで約3時間30分(津軽海峡フェリー)
■ 注意点|天候・交通・混雑に備えよう
- 冬季は積雪・凍結による交通障害あり:チェーン携帯必須
- 函館山ロープウェイは悪天候で運休の可能性あり
- 夜景観賞は平日でも混雑するため、早めの行動がおすすめ
- 五稜郭桜まつり・函館港まつり(夏)はホテル予約が困難になるので注意
■ まとめ|函館は“歴史×風景×グルメ×温泉”のすべてが揃う理想の観光地
函館市とその近郊(半径60キロ)には、歴史的建造物・美しい自然・地元の温泉・グルメと、旅に求められる要素がすべて詰まっています。アクセスの良さも手伝って、道内旅行でも本州からの旅でも立ち寄りやすいのが魅力です。
初めて北海道を訪れる人にも、リピーターにも、満足度の高い観光エリアであることは間違いありません。次の旅先に、ぜひ「函館」を選んでみてください。
📌 参考リンク|函館市観光情報公式サイト
👉 https://www.hakobura.jp/